ご当地ナンバー「十勝」が始まります~意外と知らない注意点

当地ではこれまで交付されるナンバープレートは「帯広」のみでしたが、令和7年5月7日から、当地のナンバープレートに「十勝」が加わることになりました。報道のされ方が少しわかりにくいこともあり、混乱を招きそうな気もしますので、現時点で分かっている注意点をご案内します。

国交省HP

目次

1.好きなほうを選ぶ、ということはできません。

今回の十勝ナンバーが交付されるのは、十勝管内の市町村のうち、「帯広市を除く町村」になります。帯広市は「帯広」ナンバーのままです。

十勝ナンバー:幕別町、芽室町、池田町、豊頃町、浦幌町、本別町、足寄町、陸別町、中札内村、更別村、大樹町、広尾町、芽室町、清水町、鹿追町、新得町、音更町、士幌町、上士幌町

帯広ナンバー:帯広市

このナンバーは、強制的に指定され、好きなほうを選ぶということはできません。使用の本拠(居住地や事業所・店舗のある場所)が帯広市内なら帯広ナンバー、町村部にあるなら十勝ナンバーということになります。帯広市に住んでいる方は、十勝ナンバーは付けられませんし、例えば音更町にお住まいの方は、帯広ナンバーは付けられません。

2.引っ越しの際にナンバー変更が必要になるケースが増えます。

帯広市から帯広市外へ引っ越す場合、それまで付けていたナンバーが「帯広」の時は、変更登録によって必然的にナンバーが「十勝」に変更になります。そのまま帯広ナンバーを付け続けることはできません。

ナンバーが必然的に変更になるということは、取り外し、取り付けの作業も必要になるということになります。基本的にはプラスドライバー1本あればできる作業ですが、サビでボルトが腐食している場合などは固着してしまって外せないケースもあります。また、防犯用の特殊ネジはドライバーなどでは外せませんので、こちらも注意が必要です。

ただし、令和7年5月7日時点で帯広ナンバーがついている車両については、わざわざ変更する必要はなく、そのまま帯広ナンバーを付け続けることができます。

変更登録などの際の費用の見積もりには十分お気を付けください。

3.図柄ナンバーだけではありません。

十勝ナンバー

報道などで掲載されている十勝ナンバーが、どれも上の画像のような図柄入りのため、十勝ナンバーになる場合はすべて図柄入りになるかと思いがちですが、普通の白無地に緑文字の十勝ナンバーもあります。図柄入りはあくまで希望した場合のみです。図柄入りは、寄付の有無によって、フルカラーか白黒に分かれます。(要するに、上の画像は寄付をした図柄ナンバーということになります)

4.希望番号のネット申し込みの方法や予約期限が変則的になります。

希望番号を申し込む場合、インターネットで予約する方法と、自家用協会の窓口で予約する方法があります。十勝ナンバーの予約受付は4月7日ですが、その日以降、使用の本拠が町村の場合は、インターネットで帯広ナンバーを申し込むことはできません、窓口で申し込む場合は「帯広」「十勝」ナンバーの両方を申し込むことはできますが、予約証の有効期限は5月2日までです。それ以降はすべて十勝ナンバーになり、交付されるのは5月7日以降ということになります。(5月3日~6日は運輸支局、軽自動車協会とも休みですので、交付日は関係ありません)

5.おそらくナンバープレート代金が値上げになります。

現在、帯広ナンバーのプレート代は普通車のノーマルナンバーが¥1,740、軽自動車が¥1,760ですが、資材高騰の影響などもあり、おそらく値上げになるとの予想です。かなりの値上げ幅になる可能性もありますので、こちらもお見積りには十分ご留意ください。

ナンバーの取り付けや取り外しが面倒な方、運輸支局への車両の持ち込みが難しい方は、行政書士の出張封印制度をご利用ください。ナンバープレートを事前に外す必要がない「行政書士後返納制度」もご利用になることができます。

出張封印についてはこちらから

自動車販売店様、行政書士様向けはこちらこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次